BRM927(No.2)

夕闇の迫る中、ひたすら42号線を走り続けます。
夜の間は休憩するたびにご一緒する機会が多かった初老の方と一緒に走らせていただけることになりました。
途中で休憩するごとに交互に先頭を交替しながら走っていました。
その方、Audaxの認定が無くなる前の琵琶湖ブルベからずっと走られているベテランの方でした。
近畿のブルベだけでなく、あちこちに参戦されているそうです。
その方のペースは、私の普段の走るペースよりはかなり速かったです。
でも、不思議なもので後ろを走っているときはついていけます。
私が先頭を走っていたときの方がペースが遅かったくらいですが、何とか頑張って引き続けます。
ただ、ラチェット音が断続的に聞こえてくるので、足を十分に残しているという印象を受けました。
それに私はエンドの横にミラーをつけていたのでついてきているのを目視で確認できました。
逆のときは、私のホイールのラチェット音が全くしないタイプなので足を休めているのか全く分からないのでかなり走りにくかったと思います。
それに私の脚質がかなりヒルクライマーよりなので、登りになるとたびたび追い越してしまうんです。
登りきった後は足の疲れもあって惰性で下ってしまうので、すぐに追いつきますが。
夕ご飯を食べたのはローソンだったかな。
うまいところが分かっていればもっと別の所で食べたんだけど。
何度か、休憩を兼ねてコンビニに立ち寄りました。
その度ごとに先頭を交代。
そういうことを何度か繰り返して、日が変わる頃にPC3の道の駅 紀伊長島マンボウにたどり着きます。
ここまでで、331キロ近くを走ったことになります。
足も疲れて筋肉が痛いし、何よりも堪えたのが腕の痛みです。
手首が痛いのと肩の痛みが激しくてほとんどフラット部分を握って走ってました。
この道の駅でウェアをPAOPAOジャージに着替えて、しばしば仮眠体制に入ります。
エマージェンシーシートに身を包み、横になりますがなかなか寝られません。
体が痛くて寝つかれなかったのもあるけれど、時々、到着される方や出発される方の声などが聞こえるので気持ちばかりが焦ってきます。