重い腰

一発レッドも…悪質自転車、10日都内で一斉取り締まり
ようやく警視庁で、取り締まりの強化を打ち出してきたか。
いよいよですね。


これは道路交通法が改正されたことを受けて打ち出してきた方針のように思えます。
元々、この改正道路交通法は改悪道路交通法と言っても良い代物でした。
理由は、自転車の道路からの完全な締め出し。

曰く、危険な通行区間は自転車は歩道を走行しなければならない

こういう条文が盛り込まれていたのです。
それで、この危険な通行区分を決める資格があるのは法に携わっている者になります。
元々、一般の警察官は自転車のことを邪魔にしか思っているような人間ばかりなので、こういう人たちが危険な通行区間として定めたところは自転車が走れなくなったかもしれない。


こういう改悪道路交通法が施行されるという事実を、早くから把握していた人たちがいます。
彼らは、黙ってみているのではなくて、ちゃんとした政策として採用されるように働きかけました。

  • 一年以上前から、道路交通法が改悪されるかもしれないという警鐘を鳴らす。
  • 施行の直前になり、改悪道路交通法が現実のものになることが分かると政府機関に働きかける。
  • 雑誌やネットなどを通じて多くの人に事実を知らせる。

これらの働きによって、通行区画に関しての事項は削除されることになり、
自転車は軽車両であるという事実の確認と、道路を通行する権利を再確認する内容になりました。
でも権利には義務がつきもの。
あらためて、自転車に対する知識の啓蒙運動を推進するとともに、規制の強化に乗り出すことになったのでしょう。

  • 自転車をチャリと呼び捨てにする。
  • 歩行者が歩道を歩いているのにもかかわらずに減速しないで爆走する。
  • 携帯電話やヘッドフォンをつけたままで運転する。
  • 車道の右側を爆走する。
  • 空気が入って無くてもへっちゃら。チェーンが伸びきっていてもそのまま走っちゃう。
  • 無意味に横に一列になって走る。

このような行為が目につく人たちと私達、サイクリストは意識が違うと思う。
少なくともヘルメットを被っているし、歩道を走らないし、歩行者の安全を第一に考えるように心がけてます。
だから、今回の取り締まり強化も今更な感じがあります。
でも、ちゃんと実施されるのかはかなり疑問に思ってます。

  • 法の番人たる警察官自体が法律を知らないのにどうやって取りしまる?
  • 職権の乱用で、安全走行を心がけている善良なサイクリストが逆に取り締まられる可能性があるのでは?

などなど。
なお、私は当然というか、保険に加入しています。
一つは日本サイクリング協会。
もう一つは、モンベルの保険。
どちらも、対人も対象です。